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【菊竹研究】卒業論文の参考文献

2015年10月6日, 活動報告

こんにちは。卒論生の大谷です。挨拶が固定化してきている上に半ば私のブログのようになっていますが、ほかにもメンバーはきちんといますので…笑

今回は卒論の参考にしている本を少しだけ紹介します。どれも有名な本なので、書評などは外部のサイトで詳しくされているのでぜひそちらを読んでください。

『菊竹学校 伝えたい 建築をつくる心』
「菊竹学校」編集委員会編・著 NPO建築文化継承機構発行 2015年1月
菊竹清訓建築設計事務所の卒業生の方々が、所属当時の菊竹事務所の様子や菊竹先生から教わったり肌で感じたことを綴り、まとめられた本です。個性的な建築家が多く生まれ、名建築の竣工の裏側で行われていた事務所での菊竹さんの様子や事務所内部の雰囲気などがかいまみえる本です。

『プロジェクトジャパン メタボリズムは語る……』
レム・コールハウス、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト著 平凡社 2012年2月
メタボリズム運動の中心となった建築家に対するインタビューを中心に、メタボリズム建築の分析なども交えた本になります。(リンクは10+1の書評になります)
まさに知りたかったことに直結するようなインタビューが載っていたり、メタボリズムの中での客観的な菊竹さんの位置を知るきっかけになりました。

『神殿か獄舎か』
長谷川堯著 相模書房 昭和49年2月第2刷
建築批評家の長谷川堯さんの初期の論考をまとめた本です。ある方に紹介していただき、じっくりと読んでみました。特に参考にしたのは最終章の「建築の<降臨>のゆくえ 菊竹清訓氏の戦後建築史における特殊な位置」です。論の転換に際してとても参考になりました。

今回私は菊竹清訓さんの初期作品について論文でまとめようと考えています。論を進めていく中で、様々な人のご指導の下で本を紹介していただいたり、自分で興味があるものを見つけてきたりして読み進めています。まだこういう考え方もあるかな?と思いつつ、資料をまとめ、参考文献を何回も読み直しているところです。