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2015年度日中韓ワークショップ

2015年10月1日, 活動報告

こんにちは。卒論生の大谷です。

いつのまにやら10月になり、卒論執筆も佳境に差し掛かってきております。
さて、8/18-8/24にかけて、古谷研内で参加募集がかかっていた日中韓ワークショップに参加いたしました。
だいぶ前のことになってしまうのですが、ワークショップの様子を報告させていただきます。

場所は、中国・山西省にある平遥(Pingyao)、太原(Taiyuan)です。
17日から19日まで滞在した平遥は北京市中心部から列車で4時間の場所にあります。

今回のワークショップでは、横坡(Hengpo)村の再生計画を5日間という短い期間考え・まとめていきます。
参加した大学は、今までの古谷研究室で行われてきた日中韓ワークショップで一緒の中国・中央美術学院、韓国・慶熙大学校に加え、台湾・輔仁大学、中国・太原理工大学、そして早稲田大学の5大学です。40人規模の大規模なワークショップになりました。

二日目・三日目は、ワークショップで考えていく敷地である横坡村に行き、敷地調査を行いました。

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横坡村は古くからある伝統的な村です。道が狭く車が通ることができないこと、衛生的なシャワーやトイレなどが整っていないことなど、様々な問題をかかえ、村全体で働くことのできる若い世代が減少し、高齢化の一途をたどっています。今回のワークショップでは、写真を撮ったり、高低差やディテールの実測をしたり、現地の住んでいる方に中国・台湾の学生が中心となってインタビューを行ったりして、調査を進めます。
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現地のヤオトンで、ご飯をいただき、今もここで住んでいる方の生活を垣間見ました。

四日目からは、太原理工大学に場所を移し、8/24に行われる最終プレゼンの発表のための準備を行いました。

すっごく大きなキャンパスです。

すっごく大きなキャンパスです。

日本の大学と違い、中国の大学は「大学城」と呼ばれる広大な敷地の中に、教室はもちろん寮やスーパーマーケット、食堂などがそろっており、キャンパス内だけで生活が可能です。またすべての建物が同じようなファサードを持っているのも、近くに違う「大学城」があり、パッと見ただけで「ここまでは同じ大学」ということがわかるようにするためのようです。(かなり広大なキャンパスだったため、二日目三日目くらいまで道に迷うこともしばしばありました…)
スーパーは本当に便利で、日用品から食品、果物までなんでもそろい、まさに「スーパーマーケット」でした。太原理工大学以外の学生は夏休み中で空きのある教員寮で寝食をともにして生活しました。

六日目に行われた中間発表では、自分たちがまとめた結果を元に、先生方からエスキースを受けました。

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エスキースを元に、発表の準備をどんどん進めます。

そして発表当日!各班で作成したパワーポイントを元に英語でプレゼンをしていきます。

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発表が終わってからは、各班個別に各学校の先生方からエスキースを受けました。

その後は記念撮影と、毎年恒例のカラオケを行いました。

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はじめての海外、はじめての国際交流(?)ということでかなりはじめは不安でしたが、自分の普段住んでいる世界とは全く違う世界に触れ、この10日間はかけがえのない経験になったと感じました。